MotoGP Reports by St.Bernard

MotoGPのレース内容をレポート

MotoGPテスト 2016 バレンシア 2日目 オフィシャルテスト (2015-11-11)

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 バレンシアサーキットのテスト最終日です。
昨日はミシュランタイヤの性能を、タイム付きで知る事の出来る初めての走行でした。なかなかの好タイムで、決勝タイムに近いタイムを記録するチームもあり。
初日にしては良好です。

ただ、フロントからの転倒が多数発生中、解決できるレベルでしょう。
では、今年最後(2016シーズン初)のテストが始まります。
今日も長い、18:00~25:00にレポートします。

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最終日フリー走行(現地時間10:00-17:00)

  • 天候晴れ、気温16.6℃、路面温度15.5℃
  • 誰も走り出しません。
  • 残り6:52 昨日同様まずは青木が走行開始。
    青木の貸切走行です。
    タイム1:37.635を記録してピットイン。
  • 残り6:37 ドカティのピロが走行を始めました。
    この時間帯はテストライダーの時間かな。(決まりはないですが)
    ピロ、ピットイン、タイムは1:33.568
  • 残り6:29、今度はバウティスタがピットアウト。
    バウティスタのタイムは1:33.303でピットイン。
  • 残り6:20、ラバティが走り出しました。
  • ロレンソ、ピットに登場。オハヨー(イメージです)
  • 残り6:16、ドビチオーゾがピットアウト。
  • 残り6:11、ロレンソピットアウト。
    ドビチオーゾは1:32.693で現在トップ。
    1:32.488タイム更新。
  • 残り6:09、ペトルッチ、ミラーも走り出しました。
    ロレンソまずは7番手タイム。
    ミラーが1:32.360でトップ。2016型RC213V。
  • 残り6:05、マルケスピットに登場。オハヨーッス(イメージです)
  • アプリリアのブラドル転倒、フロントからのスリップダウンです。
  • 残り6:02、マルケスピットアウト。
  • 天候晴れ、気温20.5℃、路面温度21.4℃
  • 残り5:55 現在順位は
     1:32.360 ミラー
     ドビチオーゾ、マルケス、バウティスタです。
  • 残り5:51、マルケス1:32.128でトップ。
  • 昨日好調だったビニャーレスも走行開始。
  • 残り5:49、マルケスピット、マシンは2016型でした。
    おや、イアンノーネがグラベルで止まっています。
  • ビニャーレス2位タイム。(ピットイン)
  • 残り5:43、エスパルガロ兄弟が似たようなタイミングでピットアウト。流石兄弟、今日は実家から出勤か?
  • クラッチローが1:32.096でトップ
     クラッチローのマシンは?
  • 残り5:40、スミスが1:31.969でトップ
  • クラッチローは1:31.768でトップ返り咲き。マシンはRC213v2016型ぽいですね。(未確認)
  • 残り5:31、ロッシ登場、ピットアウト。
  • スミス、1:31.969で2番手タイム。
  • 残り5:23、ロッシは1:33秒台で11位、ペースが上がりません。
  • 残り5:17、ペドロサが1:31.711でトップ。
    弟エスパルガロ転倒。これまたフロントからのスリップ。
  • 残り5:13、イアンノーネがペースアップ。
    4位へ浮上、s1のタイムは最速です。
    最高速度326.6km速い。
  • 残り5:05、ビニャーレス1:31.8で3位タイム。
    ペドロサ、クラッチロー、ビニャーレス、イアンノーネ、スミス、兄エスパルガロの順。
  • 残り4:56、ロッシのペースは相変わらずです。このテスト、ヤマハワークスは終始調整のみでしょうか。
  • 残り4:49、兄エスパルガロ、またしてもフロントから転倒。
    1:31.8で3位タイムだったので残念。
  • 残り4:45、ロレンソもタイム出せません。1:32秒で11位。
  • 残り4:37、ロッシが自己ベスト更新中s1,s2,s2は普通、結果は1:32.4で11位・・・
    もともと遅かったので上位に上がれず。
    次の周に1:32.334で9位。
  • 残り4:30、ビニャーレスが1:31.647でトップ。スズキ調子いい。
    最高速度は311kmで遅めです。
    ミシュランタイヤとのマッチングが良いのか、いえいえ、テストライダー二人のお蔭かも。
  • 残り4:23、ラバトが走行中、去年のまでのレディングカラーです。(すごい違和感)
    マシンは何でしょうか、RC213V-RSかな?タイム的に。
  • 残り4:14、ミラー転倒。理由は見えませんでした。転び方からスリップダウンぽいです。
  • 残り4:11、ロレンソがやっと1:31.938で6位。
    おっと、1:31.527でトップへ浮上。
  • 残り4時間、ここまでの順位
    ロレンソ、ビニャーレス、ペドロサ、クラッチロー、兄、イアンノーネ、スミス、マルケス。ここまで1:31秒台
    レディング、ミラー、ロッシ、ドビチオーゾ、弟、ラバト、バズ、以下省略。
  • 残り3:53、マルケス、アタック中、s1最速、1:31.551で2位タイム。
  • 天候晴れ、気温20.5℃、路面温度27.4℃
    路面温度が上がってきました。
  • 残り3:34、マルケス、1:31.494でトップ
  • マルケス、ピットイン後、今度はペドロサが1:31.321でトップ。
    ホンダ車2016型完成か?
  • ペドロサ、更にタイム更新、1:31.180。
    その後もロング走行中。
  • 残り2:54、現在の順位。
    ペドロサ、マルケス、ロレンソ、クラッチロー、ビニャーレス、弟エスパルガロ、兄エスパルガロ、イアンノーネ、スミス。ここまで1:31秒台です。(路面温度28.2℃)
  • 日曜日のレース路面温度に近づいています。
    トップ集団は1:31前半から32秒前半で周回していたのでミシュランとしては合格点のタイムが出ていると思います。
  • 残り2:41、ペドロサが再び走り出しました。
    2016シーズンは、RC213V2016型 + ミシュラン + ペドロサの組み合わせが強い予感。
  • 残り2:39、マルケスもピットアウト。ペドロサを抜けるか。
  • 残り2:36、兄エスパルガロが1:31.212で2位浮上。
  • 残り2:33、マルケス転倒!、フロントのスリップダウン
    マルケスの乗り方だと、ミシュランは難しいのか?
  • 残り2:14、ロッシ走行中、タイムをちょっと短縮11位に浮上。もう少しで1:31秒台です。
  • 残り2:09、ロッシがやっと1:31.776で8位に上昇。
    ロッシ、更に5位タイム。
    ミシュラン対応完了か?
  • 残り2:03、今度はビニャーレスが1:31.163でトップタイム。
    2016年のスズキは期待できそうですね。
  • 残り2時間の順位。
    ビニャーレス、ペドロサ、兄エスパルガロ、マルケス、ロレンソ、ロッシ、クラッチロー、弟エスパルガロ、イアンノーネ、スミス。ここまで31秒台。以下省略。
  • 残り1:50、マルケスがアタック中、s3で最速、記録が出るか?
    でました、1:31.060でトップ。
  • 残り1:45、走行する車両が増えてきました。
    またしてもバウティスタ転倒、かなりダメージが大きい(ライダーは無事)アプリリアミシュランとのマッチングが上手くできない。
  • 残り1:42、天気晴れ、影が長くなってきました。気温24.4℃、路面温度27.5℃
    ビニャーレス転倒。ダメージ具合からスリップダウンです。
    ピットクルーに転んだ状況を説明してます。ジェスチャーから、「いきなりステンって転んだよ」と言っているみたい。
  • 残り1:30、ホンダ、スズキ、ホンダ、スズキ、ヤマハヤマハの順。
    そういえばドカティがタイム出せないですね。
  • 残り1:09、ロレンソが自己タイム更新中。
    トータルも更新するが順位に変化なし。
  • 残り1時間の順位。
    マルケス、ビニャーレス、ペドロサ、兄エスパルガロ、ロレンソ、ロッシ、クラッチロー、弟エスパルガロ、バズ、イアンノーネ、ペトリッチ、バルバラ、スミス、ドビチオーゾ。ここまで31秒台。以下省略。
  • 残り52分、ロレンソも1:31.282を記録。
    しかし、ホンダとスズキがちょっと速くて5位止まり。
  • 残り10分、順位に変化なし。
  • 残り30分、この時間帯はロッシが何周も走行。タイムは1:31.4~6を安定して記録。・・・ピットイン。
  • 長いフリー走行も残り25分、走行するライダーがまばらになってきました。
    上位6位までの3ワークスは走行していません。
    業務終了かな。
  • 残り14分、ロッシがピットアウト。おや、まだ終わってなかった様です。
  • 残り3分、ロッシはギリギリまで走行するもタイムは縮まらず。
  • ロッシピットイン、時間的にこれで終わりです。お疲れ様でした。
  • 残り1分、ペトルッチとスミス、ミラーが走行。
  • おっと、クラッチロー、ロッシの記録を抜いて6位浮上。
  • チェッカー

 

詳細タイム


順位車番ライダー国籍チームバイクタイム記録周周回数トップ差最高速
01 93 マルケス SPA RepsolHonda HONDA 1'31.060 29 42 0 0 322.8
02 25 ビニャーレス SPA TeamSUZUKI SUZUKI 1'31.163 53 57 0.103 0.103 315.0
03 26 ペドロサ SPA RepsolHonda HONDA 1'31.180 30 60 0.120 0.017 325.7
04 41 兄エスパルガロ SPA TeamSUZUKI SUZUKI 1'31.212 44 55 0.152 0.032 314.2
05 99 ロレンソ SPA MovistarYamaha YAMAHA 1'31.282 47 48 0.222 0.070 320.7
06 35 クラッチロー GBR LCR.Honda HONDA 1'31.494 57 58 0.434 0.212 318.5
07 46 ロッシ ITA MovistarYamaha YAMAHA 1'31.498 57 65 0.438 0.004 317.6
08 44 弟エスパルガロ SPA YamahaTech3 YAMAHA 1'31.619 50 51 0.559 0.121 322.2
09 29 イアンノーネ ITA DucatiTeam DUCATI 1'31.619 57 60 0.559 0 329.3
10 38 スミス GBR YamahaTech3 YAMAHA 1'31.694 70 71 0.634 0.075 321.7
11 9 ペトリッチ ITA PramacRacing DUCATI 1'31.717 61 62 0.657 0.023 322.4
12 76 バズ FRA AvintiaRacing DUCATI 1'31.796 41 49 0.736 0.079 314.4
13 45 レディング GBR PramacRacing DUCATI 1'31.901 48 54 0.841 0.105 324.4
14 8 バルベラ SPA AvintiaRacing DUCATI 1'31.937 54 62 0.877 0.036 322.0
15 4 ドビチオーゾ ITA DucatiTeam DUCATI 1'31.967 49 62 0.907 0.030 325.4
16 43 ミラー AUS MarcVDS.RT HONDA 1'32.100 44 49 1.040 0.133 318.7
17 50 E.リバティ IRL Aspar DUCATI 1'32.377 49 51 1.317 0.277 320.2
18 53 ラバト SPA EG00MarcVDS HONDA 1'32.402 54 56 1.342 0.025 320.7
19 6 ブラドル GER ApriliaGresini APRILIA 1'32.492 52 59 1.432 0.090 312.0
20 68 ヘルナンデス COL Aspar DUCATI 1'32.510 34 48 1.450 0.018 317.4
21 19 バウティスタ SPA ApriliaGresini APRILIA 1'32.847 28 52 1.787 0.337 311.6
22 51 ミケーレ.ピロ ITA DucatiTeam DUCATI 1'33.568 5 6 2.508 0.721 326.0
23 22 津田 JPN SuzukiTest SUZUKI 1'33.797 24 32 2.737 0.229 307.2
24 63 メッリオ FRA ApriliaGresini APRILIA 1'34.372 13 21 3.312 0.575 307.2
25 12 青木 JPN SuzukiTest SUZUKI 1'37.031 11 13 5.971 2.659 306.6

 

 まとめ

2日間のトータル結果は、15台のマシンが1:31秒台(1秒の間)に入る均衡した結果になりました。

共通ECUがワークスの優位性を相殺してセミワークとの差を減らした様です。
思惑は成功と言ったところでしょうか。

ミシュランタイヤについては、今回、各ライダーの記録したベストラップが、何の種類を使っていたか把握できていませんが、日曜日の決勝タイムより速いです。
予選よりは遅い。
路面温度の条件は、レースの時より若干低めだったので、ブリジストンと同等の性能を提供でき、いい仕事だったと思われます。

但し、フロントの限界がつかみにくい様で、フロントからスリップダウンをするライダーが続出。
特に若いライダーが多かった。
ペドロサ、ロレンソ、ロッシは転倒しなかったので、ミシュラン経験者は順応できたのか?(推測です、ライダーコメントを待ちましょう)

2015シーズンの後半は、ヤマハ、ホンダのマシン性能が均等していて、見所の多いシーズンでした。
2016はこれに、ドカティ、スズキが加わり、更にセミワークスエンジンも性能差が少なくなり、混戦したシーズンを予感できる今回の結果でした。

 

以上 次のテストは2016/2/1 マレーシアセパンサーキットです。